電車やSNSの広告で毎日のように見かける『脱毛』。
最近では性別や年齢も問わず、たくさんの方が脱毛で身だしなみを整える時代になりましたね。
脱毛と言ってもさまざな種類がありますが、永久脱毛として知られる医療レーザー脱毛を主に利用している方がとても多いと思います。
ですが、
・それでもムダ毛がなくならない方
・白髪だけ残ってしまった方
・レーザー脱毛で硬毛化してしまい、かえってムダ毛が目立ってしまう方
脱毛人口が増えた分、このような方達も増えてきたおかげで、ある脱毛法が再び注目されています。
それが『電気脱毛』です。
電気脱毛といっても、ニードル脱毛、針脱毛、美容電気脱毛などいろんな呼ばれ方をして復旧しています。
今回は、どんな違いがあっていろんな呼ばれ方をしているのかをここで解説していきます。
電気脱毛の仕組みと特徴を解説
まず初めに、電気脱毛の仕組みと特徴から解説します。
【仕組み】
極細の針に似たプローブと呼ばれるものを毛穴にそっと挿入し、プローブから電気を流して毛根にある毛母細胞(毛を成長させる細胞)を破壊します。
抵抗なくスルッとムダ毛が抜き取れると脱毛完了です。
その場で毛を抜き取るので、脱毛後から効果を実感できるのが嬉しいところ。ただし、施術時にはピンセットで摘める程度の長さが必要なので注意してくださいね。
この脱毛法は約150年程前に、アメリカの眼科医が逆まつげの治療として開発したもので、レーザー脱毛や光脱毛よりも遥かに長い歴史があります。
英語でElectrolysis(電解)やElectrolysis hair removal(電気分解脱毛)と呼ばれています。
そして1916年ごろ、電気脱毛は医師から一般の電気脱毛士へと広がっていきます。要するに、医療機関でなくても電気脱毛が受けられるようになったわけです。
【特徴】
大きな特徴は、永久脱毛だと唯一認められていること。永久脱毛と聞くと医療レーザー脱毛を思い浮かべると思いますが、実は医療レーザー脱毛は、今のところ永久脱毛だと認められていません。
ではなぜ、医療レーザー脱毛が永久脱毛だと思われているのか。
まず、アメリカにはFDA(Food and Drug Administration)という医薬品や医療機器などの安全性や効果を認定する食品医薬品局があります。日本でいう厚生労働省と似た役割を担う政府機関です。そのFDAが電気脱毛を永久脱毛だと認めているのですが、日本には永久脱毛に関する定義がありません。
FDAが示す脱毛の部類として
・永久除毛(Permanent hair removal)
・永久減毛(Permanent hair reduction)
この2つに分けられます。
永久除毛の定期
脱毛後1ヶ月後に生える毛の割合が20%以下であること。
永久減毛の定義
脱毛後6ヶ月間期間をおいても、67%以上の毛が減少した状態を維持できていること。
永久除毛を元に永久減毛の定義を比較すると、対象期間が1ヶ月と6ヶ月で長くなり、脱毛効果に関しては「生える割合=再生率」ではなく、「減少した割合=減少率」で定義されています。
このFDAが示す定義に従うと、
永久除毛=電気脱毛
永久減毛=医療レーザー脱毛
ということになります。
今まで永久脱毛は、医療機関でしか受けられないと思っていた方が多いでしょう。
これは大きな驚きですね!
また、レーザー脱毛はムダ毛の黒い色素(メラニン色素)に反応して脱毛する仕組みのため、色素が濃すぎる日焼けした肌や、乳輪周り、あざやほくろの上または周辺はヤケドのリスクがあるため脱毛できません。
そしてその仕組みは、産毛や白髪は逆に色素がないためレーザーが反応できず脱毛が不可能です。
ですが、電気脱毛は毛穴に直接電気を流すため、どんな肌色でもどんな毛色でも脱毛が可能です。
また、硬毛化のリスクがなく、もしレーザー脱毛で硬毛化してしまった場合は、電気脱毛のみ脱毛が可能です。
その他にも、目の周り(眉毛など)も安全に脱毛できます。
では、
電気脱毛の仕組みや特徴がくわしく分かったところで、電気脱毛の様々な呼ばれ方や違いについて解説します。
ニードル脱毛
まず、ニードル=針ですよね。
FDAが認めているアメリカの電気脱毛は針は使用しません。日本の医療機関独自のやり方です。
事前に血液検査を行い自分専用の針をいくつか購入し、毎度その針を使って脱毛します。脱毛の仕組みは、電気脱毛の種類のひとつ「高周波法」が主に使用されています。
針脱毛
こちらもニードル同様です。医療針脱毛や、絶縁針脱毛と呼ぶところもあります。
医療機関で行う電気脱毛では、麻酔が使えたり、もし肌トラブルがあった場合すぐに医師の受診できるのがメリットでしょう。ニードル脱毛と同じく、電気脱毛の種類のひとつ「高周波法」を主に使用します。
美容電気脱毛
日本での正式名称は美容電気脱毛です。電気脱毛の本場アメリカのやり方そのままで、主に資格を持った美容サロンで行います。
アメリカの電気脱毛同様、プローブと呼ばれる針に似た形状のものを使用します。針と違って先が丸まっているため、突き刺し防止になっているのと、滅菌された個包装の使い捨てのプローブを使用するため、感染症対策も問題ありません。
電気脱毛の種類は古い順から「電気分解法」「高周波法」「ブレンド法」の3つで、種類によっては絶縁コーティングされたプローブを使用します。また、金属アレルギー対応の素材もあるので安心です。
アメリカでは電気脱毛を行うのに医師免許は必要ありませんが、日本では1984年に電気脱毛は医療行為だと指摘を受けました。
ですがそれらは全て不起訴となり、取り締まりの対象にならないという結果になりました。
よって、永久脱毛と認められている電気脱毛は資格を持っていれば美容サロンでも受けることができるわけです。
最後に
電気脱毛の特徴や永久脱毛の定義、電気脱毛の様々な呼ばれ方とその違い、初めて聞く内容が多かったかもしれません。
永久だと思って通っていた。硬毛化してもずっとレーザー脱毛を受けていた。レーザー脱毛が1番効果があると思っていた。
きっとそう思っていた人ばかりでしょう。
自分が求めてる結果には何が適しているか、それは正しい知識がなければなかなかたどり着けません。ネットにはたくさんの情報が溢れていますが、何が正しいのか、信用できるエビデンスがあるのか、しっかりと見極めることが必要です。
もちろん、電気脱毛以外の脱毛法にもメリットはありますし、電気脱毛にもデメリットはあります。
正しい知識を得た上で、安全かつあなたが求める結果に繋がる脱毛法を選択してくださいね。
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